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アイフルに過払い金請求をする際に知っておきたい流れと注意点

アイフルの過払い金請求の方法

 

では、早速アイフルの過払い金請求の方法と流れについて説明したいと思います。なお、基本的な過払い金請求の大まかな流れは、他社の金融機関であっても変わりはありませんので、参考にしてみてください。

 

1) 取引履歴の請求

取引履歴とは、アイフル(金融機関)から借り入れ・返済した内容が記録されているものになります。アイフルへ取引履歴開示依頼をするには、以下のような方法があります。

・電話

・書留郵便など配達記録の残る郵便

・FAX

・内容証明郵便

上記の中でも、実は、電話での取り寄せはあまりおすすめができません。理由として、もし仮にアイフル側が取引履歴開示に応じなかった場合、訴訟を起こす必要があるからです。損害賠償を請求するうえで大切な証拠として残すためにも書面に残るやり取りがおすすめです。

 

2) 過払い金を算出し請求

アイフルから請求した取引履歴が到着したら、まず取引履歴で引き直し計算を行います。引き直し計算とは、利息制限法で定められている正規の金利と、グレーゾーンとしてあいまいになっている金利で払っている金額の差を算出することを指します。

しかし、複数の消費者金融で借り入れがある場合、取引履歴開示依頼から引き直し計算などを行う時間と手間がかかりますので、信頼のおける専門家に依頼をすることをおすすめします。専門家に依頼することで、間違いが起こりにくく、過払い金の返金までスムーズに行うことができます。

 

3) 過払い金請求の交渉

過払い金の金額が算出できたら、次はアイフルとの過払い金請求の交渉がはじまります。

交渉といっても、直接アイフルの担当者と話し合うのではなく、書面を郵送し、過払い金返金に応じてもらいます。もちろん個人で交渉を行うことは可能ですが、個人からの請求よりも法律の専門家(司法書士事務所など)からの書面になると、返金提案額が上がるケースもあります。事実、アイフルでは、個人で過払金請求を行った場合、初期段階で過払い金のうち約10~20%程しか提案されないようです。それに比べ、専門家が介入することによって約30~50%まで引き上がる可能性があります。

 

4) アイフルとの和解

交渉後、アイフルから提示された和解額で承諾すれば和解となります。アイフルの場合、初期の任意段階から和解までの期間は比較的長くかかることはありませんが、和解までが早い分、過払い金返金額も大幅に低くなることがあります。減額された返金金額に納得がいかない場合は、別の手段に移ります。次の項目を参考にしてみてください。

 

5) 訴訟

アイフルからの提案額に納得がいかない場合は、最後の手段として訴訟という手があります。アイフルは、なるべく低い返還額で手を打ちたいという傾向があるので和解までの期間が短く、提案額が極めて低い金額を提示してくることがありますが、訴訟をこちらが起こすと出方が変わり長期戦へ持ち込まれるケースがあるようです。時間がかかってもなるべく多くの金額を返還してほしい、低い返還額に納得がいかない場合は、訴訟に持ち込むことも1つ手段になります。

 

 

過払い金請求の際の注意点

 

過払い金を請求するうえで注意点もいくつかありますので、ポイントを押さえながらまとめていきます。

 

1) 借り入れを行った時期を確認

過払い金請求は、2010年以前に払ったものが対象ですが、近年出資法が改正され、消費者金融の金利が20%以内におさまることになりました。その法改正にいち早く対応したのがアイフルになります。アイフルは2007年8月にはこれまで28%あった上限金利を20%まで引き下げの対応を行っているため、2007年8月以前に借り入れをしていた人が対象となってきます。

 

2) アイフルの過払い金返還率は極めて低い

アイフルは、過払い返還に非常に厳しく、返還率が低いことでも有名です。これは、アイフルが独立系の消費者金融機関として運営を行っているため過払い金返還資金を確保することが難しい、という理由から、過払い金返還率が低いと言われています。

 

3) アイフルが倒産する可能性がある

過去にもアイフルの倒産説がささやかれていました。その理由として、アイフルは独立系消費者金融機関であるがゆえに資金力に乏しい状態である、という点があります。実際に他の金融会社として有名な武富士やアエルなどの独立系消費者金融機関は、過払い請求後に経営破綻しています。

アイフルも同様に倒産の手前までいきましたが、2009年に事業再生ADRを実施し、この事業再生期間中に利益を出し、倒産を回避したといわれています。

しかし、いつどのようになるか、先の見えない消費者金融業界との過払い金返還交渉になりますので、早めの対応が必要となってきます。

 

 

アイフルの過払い金請求際におすすめの法律事務所

 

「なんだか一人では対応ができない」「消費者金融への過払い金請求って少し怖い」「少しでも多く過払い金を返還してほしい」と思っている方におススメ!過払い金請求のプロ専門家のをご紹介します。

 

・司法書士法人杉山事務所

大阪をはじめとする6拠点に事務所を置く司法書士法人になります。

過払い金請求の相談実績が月3,000件と非常に多く、返還金額も月に5憶円と高い金額での実績を持っています。また相談料・着手金が0円なので気軽に相談ができます。

アイフルの過払い金請求に強い法務事務所【司法書士法人杉山事務所】

 

・松谷司法書士事務所

兵庫県に拠点を置きながら出張相談も実施しています。アイフルの傾向や特徴なども過去の過払い金返還、実績のもと親身に相談に乗っていただけます。

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